2013.11.1  歴史は面白い


20代後半に結婚するまでは小生は理科系の頭でがちがちだったが、その後は随分と変わったものだ。

学生時代は物理・数学は基本的な公式を覚えておけば、他のことはこの公式から導けば順次解決できることが多い。だから、ついついこの方に時間を取られる。

ところが歴史は生理的に嫌いで試験当日に朝早く起き、教科書をみる程度でそれまでは全然勉強らしいことは一切しなかった。当然成績はメッチャ悪い。歴史は覚えるだけのことで、なんら真実の確証がないのに想像だけに頼っている。唯物論者といえばおおげさだが、目に見えるものだけが真実であり、これを追及することが小生の使命のように考えていたのだ。

しかし、新婚家庭で一番のくつろぎは帰宅後、着物に着替え家内の料理をおいしく食べ、TVをみるのが楽しみであった。

TVもNHKの大河ドラマ「国盗り物語」を放映していて非常におもしろかった。歴史本なんて買わない性質であったのに、本を買ってきて平行して読んだものである。

司馬遼太郎の本はその後、随分と読んだがいずれも面白い。とくに戦国時代ものは他の作家のものもたくさん読んだ。

いつの間にかその時代へのめり込むがごとく、好きになっていく自分を発見したのである。学校での歴史教育が悪かったのでは、と先生には悪いが限られた時間内で講義せねばならないから、羅列的なものとなり年代順の話に終始したためであろう。

ドラマはフィクションを入れて観る者、読む者を引き付けるため、横の広がりや関連付けがしっかりしており、理解できておもしろいのである。

昨年は古事記編纂1300年、今年は伊勢神宮式年遷都、出雲大社の遷都と古代にまつわる行事が目白押しで紙面をにぎわかせている。

これらのお蔭(?)で最近は古代ものにも興味を持っている。

とくに「魏志倭人伝」(大和に関する2000字ほど)原書と翻訳ものを併記した本を読んだが、邪馬台国発見から文化・生活、卑弥呼の支配など記述されており興味をそそった。

歴史が嫌いになった原因の一つに、教科書では弥生時代の生活とその後の飛鳥時代の生活とでは段差があり過ぎて、関連が付かない、記述に空白であり過ぎることだった。

しかし、この魏志倭人伝はこの空白を埋めてくれたのだ。だから興味がよけい持てたのかもしれない。