2013年8月20日 日本の文化と技術力


 昨夜の寄合で意見交換をして前からの疑問を解消したはなしです。

関西空港のデザインはフランスのピアノ氏であることは有名ですが、あの鳥が翼を広げたようなターミナルビルは左右対称に美しいデザインであり、流れる曲線は優雅さを漂わせております。

しかしその骨格は曲げ加工されたパイプで構成されておりますが、ここに問題があったのです。翼の形状は左右対称ですが、同じ大きさのものはなく少しずつ寸法が違っているため日本の企業では製造不可能とされたのです。そこで日本企業はピアノ氏にデザインの変更を申し入れたのですがガンとして拒絶されました。

建設業界は国内企業優先、外国企業の参入は認めないような風潮の時代にあって、今回日本企業が不可能であれば外国に頼らざるを得ない。急遽特別措置として英国の中小企業の参入を認可し、製造してもらって事なきを得たとのことです。

どうして日本は技術があると言いながら外国に頼らざるを得なかったのか疑問に思っていたのです。

このように曲線を取り入れた建築デザインは西欧には多くあり、日本のそれは直線が主体でありこれは文化の差だという。そういえば、五重塔にしても皇居にしても直線の組合せであり、外国のような円形ドームやモスクのようなデザインは非常に少ないです。

この文化というのは各国々固有のものであり、外国が他の文化を取入れることは不可能かそれとも非常に長い時間を要することになるのです。

日本は技術力が世界をリードしているといっても、所詮井の中の蛙、建設業の外国売上高も昨年は国内売上高の3%足らずで世界シェアもわずかしかない。外国の文化を研究しさらにそれが血となり肉になれて始めて海外進出が成功することになるのでしょう。

日本人よもっと謙虚になれとのことでした