2013年9月6日 田舎のバスの中で


中国滞在中はいつも健康のため宿舎から目的地まで歩いて移動していた。今回初めて乗り合いバスを利用しようとバスに乗り込んだ。前方の運転席横の入り口から入り1元(20円)を支払う。やがて満員となりバス中央にある出口からも人は乗り込んでくる。吊り皮にぶら下がっていると右隣の人に現金とカードを渡された。怪訝な顔をしていたら左の人へ渡せという。言われた通り渡すと順次同じようにして運転席の料金箱へ投入、カードは定期券で今度は逆に左から右へバケツリレー方式で出口付近の乗客へ戻った。

このことがわずかな乗車中2回もあり、途中でくすねる人もなく大したものだと感心した。

学生時代日本で満車のバスに出口から乗車したことがあったが、外へ出てから入口に回り運転手に手渡したこともあったし、支払えないままバスが発車したこともあった。

法律で厳しく定められているのか、それとも監視の目が常にあちこちあって、不正をすると密告されるのかと勘繰ったりしたがそうではないようである。

帰りのバスもやや満員、向かいの席に座っていた40過ぎのおばさんはわれわれに気さくに話しかけ、日本人だと知っても別に気にすることなく最後は子供は何人居るかとか、まだ働いているのかとか問いかけてくる。そして年長の私に席を譲ろうと立ち上がりかけた。

これは断ったがなんとおおらかと言うか人懐っこいというか心が広い中国人を見たようだった。